2013年 09月 15日
レクサス店で販売されているトヨタ車は、その時その時で増えたり減ったり非常に忙しいラインナップを持っています。 それにはトヨタが如何にして車を売りさばくかという事ばかりを考えている結果であって、ユーザーのことを考えてものではありません。 高級志向が強まれば、トヨタ系列で販売していた車を無理やりレクサス店で販売させたり、逆にレクサス店で販売していたがいまいち人気が出ない場合などの時には、トヨタ系列の店舗で売るようにしたりと、それはそれは忙しいものです。 その代表的な車がレクサス店での呼び名がRXシリーズです。 トヨタ系列でいうところのハリアーで、ちょっと独特なデザインを持ったクロスオーバーSUVです。 この車、当初はレクサス店の本当の居場所である北米エリアで大人気となった車で、その人気ぶりを見たトヨタ首脳陣が「アメリカでこれだけ売れれば日本でも売れるのではないか」といって急遽日本でも併売することになりました。 それがハリアーで、発売当時は同じ車を格安で購入できるという事でそれなりに人気の出た車でした。 しかし、ハイブリッドモデルを用意しても、その人気は続かずに、2代目モデルがモデル末期になるのと同時にトヨタ系列店での販売を中止したのです。 これは何も人気がなくなっただけではなく、同じ車を店舗で分けて売ることによる弊害、要するにレクサス店でわざわざ高いお金を出してまでRXを買うことはなく、買いやすいハリアーを買ったほうが良いという形でハリアーに食われている状態を打破したかったからだといわれています。 その結果ハリアーは販売中止、その代わりにRXがフルモデルチェンジし、大型クロスオーバーSUVの人気を独り占めしたのです。 それによって逆に中古車市場では最終型ハリアーの人気が高まったのは言うまでもありません。
by heraece
| 2013-09-15 23:50
| RX ハイブリッド 中古
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